店舗におけるBGMのおさえるべきポイント(飲食業界編)

 tempo

飲食業やアパレルショップ、病院やスーパーなど様々な所で流れているBGMですが、

居心地がいい所やすぐに帰りたくなる所など感じる事があります。

そのお店がもっている雰囲気、演出したい事に共感できたら居心地がよくなり、理解出来なかったらもう行く事はないんだろうな、という事になります。

では、店主が思い描いている店舗になっているでしょうか。

内装やレイアウト、備品などにはこだわるがBGMはほったらかしの場合があります。

ある和食店の話ですが、店主は様々な事にこだわりを持ち、内装は竹をメインに和風で統一し、お皿は有田焼や自分のセンスで揃え、料理もとてもおいしい。

なのに居心地がよくない。

そうです、BGMです。店主は料理やお皿などは自分のセンスで考えられたが、BGM選びはほったらかしでした。USENの昔のJ-POPを流していました。

昔のJ-POPを流す場合は、会社帰りのサラリーマンやOLをターゲットとした3人以上が入りやすいがやがやした居酒屋などで、話題作りをする為に流すのはいいが、カウンターメインの夫婦や、2人で食事を楽しむ店舗にはあいません。

フランスではBGMコンサルタントという職業がありますが、日本では店主や店員がBGMを決める事が多いです。

なので今回は、BGMを流す場合の気をつけたいPOINTを紹介します。

音楽の響きを考えるために店舗情報を知る

まずは、お店の基本情報をおさえましょう。

店舗の入り口はBGMがよく聞こえにぎやかなのに、席についたらスピーカーの関係でBGMが全然聞こえない所だと、お客さんは不安な気持ちになります。

どこにいても音量や音質をできるだけフラットに工夫します。

店舗の形

店舗の形は様々あると思いますが、BGMはどこに座っても同じ音量にする必要があります。(店舗によってはあえて特別感を出す為に変える所もあります)

ですので、どんな形でも入り口側と店の奥ではBGMの音量が変わらない様にするためには、スピーカーの量を増やすか、奥と手前で壁や床の材質を変える事で響きを調整します。

内装の材質

内装の材質によって音の響きが変わります。

例えば、お風呂は家の中で一番響くと思いませんか。それは、程よく狭い空間に硬い材質やガラスに覆われている為、音が反射しやすくなっています。

よく響く材質:ガラス・大理石・タイル・コンクリート

響きにくい材質:木・じゅうたんなどの布製品

よく響く材質の店舗ではナチュラルエコーで、洞窟にいるような響きになる時がありますが、壁に絵をかけたりソファやテーブルや備品を配置する事によって、音の跳ね返りがまっすぐ返ってこなくなるのでナチュラルエコーはほとんど解消されます。

スピーカー

スピーカーは天井への埋め込み式や吊るしたり、置いたりするタイプ、はたまたラジカセやコンポで流しているお店もあります。

埋め込み型 

メリット:天井がフラットなので、空間が広く感じる。 

デメリット:大きい音は天井に響くので向いていない。吊るすタイプの同音質を求めると高価格な傾向。

吊り下げるタイプ(置く)

メリット:埋め込み型より音質が良い商品が多い傾向。反響音を利用しやすいので広がりが作りやすい。

デメリット:場所をとる。

スピーカーは、埋め込み型だと後からの修正がしづらく、吊り下げるタイプだと後々反響しやすい素材や吸収する素材を使って調整できるのでバランスがとりやすいです。

BGMの目的を考える

ほとんどの飲食店ではBGMが流れているでしょう。何故、無音ではいけないのでしょうか。

無音では、食器のカチャカチャ鳴る音や少しの音でも気になり心休まらなくなります。

マスキング効果

BGM(調整が必要)では調理する音や、他人が話をしているのが気にならないようにする効果があります。これをマスキング効果といいます。

マスキング効果を出すには、騒音よりも大きいGBMを出す。

又は、ボリュームは変えずに騒音に近い周波数をBGMの周波数を上げる(イコライジング)。

その時、お客さんが入っている時と入っていない時の音量にも注意してください。店舗の大きさにもよりますが、かなり差があります。

潜在意識を呼び起こす

コンセプトや狙うターゲットがしっかりしているお店は、お客さんが気づいていないが音楽で売りたい商品を意識づけています。

それは、映画やCM、テレビなど一般娯楽の影響です。

例えはカウンター主体の焼き鳥屋に一人で行き、ご飯だけを食べようとしていたが、oasisのWhateverやGipsy KingsのVolareがBGMとして流れていたら、30~40代の男性ならビールが飲みたくなると思いませんか。

お客さんには、ビールがおいしく飲める焼き鳥屋ととらえられ、”ビールをおいしく飲みたい”という目的で次回は来店するでしょう。

このようにBGMでもお店の売りたい商品を意識づけする事ができます。

ブランディング

ブランディングの為にBGMを流すのが、飲食業では多い印象です。こちらもとても大事な事で音楽でお客さんの印象が変わります。

まったく同じ内装のBarがあります。一杯700円のリキュールをた飲んだとき一店舗はJ-POP、もう一店舗はクラシックでは700円の価値が違います。

クラシック=高貴な印象があるからです。

BGMの選び方

BGMの選び方では、店舗により千差万別です。

オフィス街の店舗か、住宅地にあるのか。ターゲットはサラリーマンなのか、家族連れなのか、20代の女子なのか。

ターゲット次第でまったく別の音楽になります。

また、お昼と夜営業が両方あるお店では、ターゲットが同じでなければ音楽も方向性を変える必要があります。

まとめ

BGMはインテリアや食事と同じで、お客さんには目や鼻、口、触覚と、耳の全て五感で楽しませるものです。

内装も食器もBGMも同じくらい気をつけなければいけないです。

BGMを変えたらいくら売上が上がるかは、食器や内装を変えたら売り上げがいくら上がるのかを問う様なもので、

しっかりとしたターゲットに明確に思いを伝える事が大切です。

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